オレ的パチンコ大賞2010を決めてみる 表 の続きです。
前回は、良台を取り上げたので、
今回はクソ台を選びます!
前回同様、独断と偏見に基づいた物ですので、そこんトコはご了承ください。
●裏オレ的パチンコ大賞2010
CR龍神伝説 ヤマト戦記 (ニューギン)
正直なこと言うと、今年は「つまんない」とか「何この演出?」ってのはありましたが、
「これは糞台だ!」という、怒りを感じるほどの台は、私にはなかったんです。
(まあ、「これはヤバいだろ」って台には、最初っから座りもしなかったからかもしれませんが)
そんな中で、敢えて『"裏パチ大賞"を選ぶ』となると、この台になりました。
演出や世界観から「CRアン・ルイスと魔法の王国」に近い作りの台になってます。
即ち、
キモいディフォルメが施された、魅力を感じられないキャラクター。
ド派手なのに熱くも何とも無い、予告やモードチェンジなどの演出。
何を表現しているのか、ストーリーに関係しない理解不能な役物。
RPGを下敷きにした『勇者が魔王に囚われた姫を救い出す』という、
王道のようなストーリーでありながら、その姫も勇者も、
プレイステーション初期のカクカクポリゴンしか表示できない時期に作られたゲームのムービーに出てくるような
ビミョーな造形で、萌えも燃えも感じられません。
見よ!この「将来は漫画家になりたい」と夢見る小学校四年生女子が考えたようなデザイン!
主人公のヤマトは、この剣と鎧姿で「ニンジャマスター」という設定。…剣士じゃねーのかよ…。
また、大当たり中に「モンスターとのバトル」という、最もRPGらしい演出が始まるかと思いきゃ、
『バトルスロット!』の声と共に、液晶にスロットマシンが映し出され、ボタンでリールを停止して攻撃方法を決めるという演出に。…(゚Д゚)ハァ?ナニソレ
音楽も無駄に荘厳で、あの「山下さん」こと「剣客列伝」の音楽に似ています。
パチンコファンのどの層をターゲットにして開発されたのか、全くわからない。
「慶次~愛」導入に際して、機歴を稼ぐ為に導入した店舗も多かったんじゃないかと思うんですが、
こんな中学生が「ボクが考えたパチンコ」みたいな出来の物を買わせるなよな!
そして、店も買うなよ!
●裏オレ的パチンコ準大賞2010
CRパチクエネクスト (SanseiR&D)
図らずも、RPGをベースにしたパチンコが1、2フィニッシュとなりました。
…なってしまいました。
まず言い訳になりますが、私は前作の「DAWN OF THE FANTASY CRパチクエ」が、大大大好きでして。
その続編が出る!と聞いた時は、そりゃ喜んだものです。
ですから、どうしても前作と比べての評価になってしまうのはご容赦いただきたい。
前作は『RPGのパチンコ化』がパチンコの演出にマッチしていたと思います。
モンスターとの戦いがリーチ、勝利すれば大当たりという「リーチバトル」では、先攻後攻や繰り出す技の強弱などで、リーチの信頼度の法則が読みやすく、アツくなれるポイントがはっきりしていたのですが、
ネクストでは、前作でリーチ確定だったステージチェンジも単なる演出止まりだったり、
バトルリーチでも、2ターン連続で敵の攻撃になってしまうなど、
前作の法則を崩してしまったために、どこで期待をすればいいのかわからなくなってしまいました。
また、アニメ系リーチやキャラリーチなど、リーチの種類が増えた為、逆にボスモンバトルの期待度の比率が下がってしまい、
結局、前作の『リーチが発生するだけで激熱』という台から、
擬似連や役物などの予告が重要視される、今現在のよくある普通のパチンコになってしまったのが残念です。
その予告についても、「パチクエネクスト」というタイトルから、
「ネクスト」演出=擬似連が多く発生するのですが、
その分必然的にガセも多くなり、また擬似連からミニモンバトルに発展したものの、
結局経験値が増えただけで、リーチにもならないという演出が頻発し、
擬似連を売りにした台にもかかわらず、『ワクワク』ではなく『イライラ』させられることが多かったのも、じわじわと打つ気力を奪っていきました。
大当たり中に流れる曲も、ET-KINGの「NEXT LEVEL」。
ファンタジーの世界にヒップホップですよ! '`,、('∀`)'`,、
よくもあの名作をこんなにしてくれやがったな!
●裏ナイス原作リスペクト賞
CR銀と金 (マルホン)
本当ならこっちが裏パチ大賞でもよかったんですけど、敢えてこの位置にしてみました。
この台に関して言いたいことは、2ちゃんねるの2010年パチンコ迷機大賞決定戦ってスレに書ちゃったので、それをそのままコピペします。
・カイジ(高尾)やアカギ(奥村)の人気にあやかって、福本版権買って来ただけっての丸出し。
だからなのか、原作へのリスペクトが全くと言っていいほど感じられない作り。
「神威秀峰」を「しゅうほう」と呼んでたり(原作は「ひでみね」)、
戦いを避けようと苦悩していた森田が、勝広や邦男を殴り倒して「ヨッシャー!」とか…。
・強弱の無いヘロヘロの線で描かれたキャラは、中学生がトレスしたみたいで、デッサンが狂ってる。
・オリジナルキャラのバニーや女中が、福本の絵に微塵とも似せようとも思ってない萌えキャラになってる。
(スロットのカイジ2のバニーや、カイジ沼の西尾は福本絵の特徴を捉えてるのに)
・最近のマルホンにありがちな、通常時の演出がド派手。だけど派手なだけ。
・役物の意味が判らない。上からプラプラ出てくる「ざわ」がショボく、チャンスアップでもない。
「心臓役物」と言いつつ、心臓は液晶に映し出され、それを何だか判らない役物が取り囲むという、意味不明な物。
・「血戦バトルモード」が、まんま「北斗のバトルモード」のパクリ。
発売前に公開された銀と金のPVを使用して、北斗のジャギバトルの音楽と音声を嵌めた
MAD動画がニコニコに上がっていたが、いざ発売してみたら、本当にそのまんまだった。
この台作った奴は、焼き土下座しろ。
念の為にお断りしておきますが、原作「銀と金」は名作です。必読です。
だからこそ、適当に作ったの丸出しなのが許せんのですよ。
●裏ナイス萌え萌え賞
CR新造人間キャシャーン (西陣)
元がアニメでも、ディフォルメしていい作品と、ダメな作品があります。
「キャシャーン」はダメな方なんです!
「キャシャーン」のパチンコを打つのは、「キャシャーン」が好きな人が多いに決まってるのに、
世界観ぶっ壊すようなディフォルメキャラや、コミカルなリーチとか誰が求めてんだ!?
今年の西陣は迷走してましたなー。
●バカギミック賞
CRフィーバー超時空要塞マクロス (SANKYO)
「CRフィーバー創聖のアクエリオン」で度肝を抜いた、役物の合体演出が更に発展、
今度は3段階の変形!…変形は確かに凄かったです。
でも、80年代に発売されたタカトクトイスの玩具レベルの造形。
今の時代にアレで通じると思ってるなら、客をナメてるんじゃないでしょうか。
それから、通常時にボタン押すと、バラララララ…、と回転するバルカンポッド役物。
あれがバルカンポッドだと気付くのに、数分かかりました。
正面から見た形状になってるので、あれを銃と見るには、ちょっと無理があると思います。
そして、鳴り物入りで登場した「V-コントローラー」。
ボタンに代わるデバイスを模索しての搭載だったんでしょうが、パチンコというゲーム性には合いませんでした。
下皿が狭くなったことで、打ち手の不満が増大しただけでしたね。
●裏メーカー大賞
京楽産業
出す台、出す台、ぜーんぶ進化系じゃねえか!
違う版権使ってても、同じ演出ばっかり。手抜きかよ!
ST機は全部「仮面ライダー」の演出そのまんま。
そうじゃなけりゃ「必殺仕事人III」の演出そのまんま。
これだけ連発してくるっことは、受けてると思ってるんでしょーが、んなことねーからな。
挙句の果てには、「水戸黄門」の台に、吉本芸人をコラボさせるという、
誰をターゲットにしてるのか全く意味不明の、只の自己満足。
大量のTVCMや関連雑誌での露出で前人気だけ煽りまくっても、
一度打ってみれば作り込まれていないのがすぐにバレて、あっという間に客が飛ぶ。
そんな台ばっかでしたな。
伊藤美咲に現を抜かしてる場合じゃねーぞ。
というわけで、「オレ的パチンコ大賞2010を決めてみる」は以上です。
今年は、上の方にも書きましたが、最初から打ちもしなかった台が多かったです。
出玉、継続率、ST回数など、スペックに力を入れるのも結構ですが、
スペックを凌駕するほどの、魅力的な演出が見られる台が少なかったように思います。
メーカーとしては、台をホールに売って「ハイ終わり」じゃなくて、
折角取った版権なんですから、続編が待ち望まれるぐらいになるまで大切に扱って欲しいものです。
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オレ的パチンコ大賞2010を決めてみる 裏
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